3Dプリンターで作ったものを販売し始めると3Dプリンターの複数台持ちになってくるのではと思います。ですがプリンター数が増えてくるとどうしても置き場所が困るんですよね。というわけで今回は3Dプリンターに適した棚をご紹介します。
良さそうなサイズだったので棚を購入したは良いが3Dプリンターを載せて動かしてみると3Dプリンターの振動で棚がグラグラ揺れてイマイチ…でも大きな買い物だから買い替えるわけにもいかない…とならないようにしっかり3Dプリンタラーのレビューを見て見ましょう!
メタルラックを使用したりアルミフレームを使用して3Dプリンターの台などの置き場所を自作する人もいますが、現状3Dプリンタラーが最終的に到達する最適解は『ゴリララック1択』のようです。良い置き場所は3Dプリンター自体の振動対策にも有効で造形物の品質も向上しますので、容量や形状以外に強度にも気を配ると良いでしょう。
幅122㎝大容量タイプ
幅82cmスリムタイプ


私が参考にした幅122㎝の大容量タイプの組み立て動画を置いておきます。
参考にBambu Lab製品の外形サイズの比較表を記載しておきます。棚選びの参考にしてください。
※公式サイトの外形サイズは屈曲できない電源配線を含まないなど設置検討には適していませんでした。
※本比較表は屈曲できない配線を含んだ外形サイズで、屈曲できる部分は「以上」として最低値を記載しています。
ゴリララック
ゴリララックは、耐久性の高いスチール製の収納ラックで、倉庫、ガレージ、オフィス、工場、自宅など、さまざまな環境で使用されています。価格帯と比較した耐荷重が飛びぬけて優秀で、他のスチールラックと違い棚板の天面が別体になっている分天面以外の板金を厚くすることができており、これにより強度が高く歪みに強い構造となっています。
基本スペック
- スチールラック
- サイズ 183cm x 122cm x 46cm
- 重量 51 kg
- 棚数 5 段(天板含む)
- 色 ブラック(フレームは粉体塗装、棚板はメラミン化粧板)
- 棚一段あたりの耐荷重 453 kg

- スチールラック
- サイズ 183cm x 82cm x 41cm
- 重量 23kg
- 棚数 5 段(天板含む)
- 色 ブラック(フレームは粉体塗装、棚板はメラミン化粧板)
- 棚一段あたりの耐荷重 363 kg

ゴリララック購入者の3Dプリンター設置例

特徴
- 高耐荷重
- 1段あたりの耐荷重が453kgと一般的な収納ラックの4倍以上、他の業務用スチールラックとの比較でも3倍と圧倒的な耐荷重があります。
- Bambu Lab製品で一番重い X1-Carbonは14.13kg、1番軽いA1miniは5.5kgなので1段に横並びに3Dプリンターを置く構成が可能で、十分な耐荷重の余裕が棚板の平面度を保証してくれます。
- シンプルな組み立て
- ボルトレス設計で、工具を使わず簡単に組み立て・解体ができる。ゴムハンマーなどで少し叩きながら組み立てるとよりしっかり接合できます。
- 総重量51kgと結構な重さなので組立て時のフレーム1本は2~3㎏と結構な重さがあるので2人で組み立てた方が楽。
- 組立時間は慣れていれば30分、初回は1時間程度。
- 組立後はかなりの重量でキャスターも付いていないので移動は手軽ではない。
- 頑丈なフレーム
- スチール製の骨組みと強化された棚板。粉体塗装は製品表面の摩擦や損傷を軽減。
- スチール製の頑丈なフレームが3Dプリンター動作時のX・Y・Z軸の振動の影響を抑えプリント品質が向上
- カスタマイズ可能
- 真ん中の高さで上下に分割して、2つの棚としても使用できる(結合時は強度を出すために合わせ目の位置に棚板の設置が必要)
- 棚板の高さを3.8cm単位で調節可能
- エンクロージャー(囲い)をDIYして装着することも可能

ゴリララックと相性の良い製品
高さ調整可能な棚板の高さをどう設定するかにもよりますが、カインズのシステムケースと組み合わせるのが使い勝手が良さそうです。(カインズ(CAINZ) システムケース 180 ダブルを1段に6つ使用する構成)


他のスチールラックを使用している人の評価
キタジマのスチールラック
奥行きと幅を考えたらと思って購入しましたが、3Dプリンターの振動でめっちゃ揺れる、やわい、組むのが面倒と3Dプリンター用途には合っていないようです。フレームがすごいグニャングニャンして頼りないです。
どうやら棚板の板金の板厚が薄く、さらに天面からの段曲げで面強度を出す形状のため、歪みに耐える強度が無いです。

Fuyutuのスチールラック
ホワイト、ブルー、ブラックと色が選べるのが良い。キャスター付きで一番下に棚板がないのでキャスター式のキャビネットなどが置ける点がゴリララックとの差別点。部材がペラッペラなので振動に対しての不安がある点に注意。

まとめ
どうでしたか?やはり分厚い板厚からくる強度と、棚板の天板がフレームと別体の板金になっていることで歪みにくい構造となっているのがゴリララックが他のスチールラックと大きく違う点のようです。
他の3Dプリンタラーも色々と比較研究した末にスチールラックを購入していますが、やっぱりゴリララックの方が良かったと口をそろえて言っていることからもゴリララックの評価は別格のようですね。

これが私のおすすめゴリララック導入セットだ!


幅122㎝がオススメ。エンクロージャータイプのP1SやX1-Carbonを3つ横並びにピッタリ設置できます。


1段を丸ごと収納にしたいので6個まとめ書い


ボルトレス設計なので基本スリットへの差し込み固定なので、しっかり奥まではめ込むのにゴムハンマーがあると組みやすいです。(手で叩き入れるパワープレイでも良いですが…大変です)
ゴリララックはどうでしたか?これで快適な3Dプリントライフを!また何かわかったら共有するね。サラダバー!



安全には気をつけるんじゃぞ👍




コメントはお気軽に!
コメント一覧 (2件)
参考にされたという組み立て動画とゴリララックは別物じゃないでしょうか?
確かに同じ名前で出てくるのですが、棚板の感じが違う気が…
田中さん教えていただきありがとうございます。
たしかに棚板に曲げが入っていたりと動画のラック(ウォーレン製)とは別でした。
ウォーレンはゴリララックの以前のブランド名なので、「ウォーレン」の後継機が「ゴリララック」という関係性ですね。
対応としては、組立イメージの参考に動画はあったほうが親切かなと思うので、代替動画が見つかるまでは別品であることを注記して動画は残そうと思います。