円形に切るのに最適なツールは?サークルカッターの選び方ガイド

円形に切るのに最適なツールは?サークルカッターの選び方ガイド

プラモデルの塗装用マスキング、ミニチュアの小さなパーツ作り、自作ステッカーのカットなど、綺麗な「円」が必要な場面は多岐にわたります。しかし、素材やサイズによって最適な道具は異なります。
本記事では、各ツールの使い分けと、プロ級の仕上がりを実現するテクニックを紹介します。

サークルカッターやコンパスカッターなどと呼ばれていますが、商品の正式名称を調べるとコンパスカッターが採用されており、サークルカッターを採用している商品は今回オススメする商品にはありませんでした。円型にカットするという機能からサークルカッターという呼び方がされているようです。

目次

サークルカッター比較ガイド

中心位置が分かりやすく操作が直感的

最小径:約8mm~
主な使用シーン
ミニチュアCD
デザインシール
デメリット:
中心に針穴が開く
始終点がズレやすい

中心に穴が開かず精密カット可能

最小径:約1mm~
主な使用シーン
マスキングテープ
デザインシール
デメリット:
円中心を直感的に合わせられない

叩くだけで早く開き大量生産に向く

最小径:固定サイズ
主な使用シーン
厚手の紙
デメリット:
既定のサイズしか使用できない

設定次第で複雑な形状や硬い素材も自動でカット

最小径:設定次第
主な使用シーン
プラ板加工
スクラッチビルド
デメリット:
事前にデータ作成とセッティングが必要

手軽さと位置合わせ重視なら「コンパス式」

学校のコンパスのように針を軸にするタイプで、オルファ(OLFA)のラチェットコンパスカッターなどが代表的です。

活用シーン:
ミニチュアCDのデザインシートなど、絵柄に合わせて正確に切り抜きたい時に最適です。

デメリット:
最小径が直径1cm程度と”ミニチュア用途としては”大きめで、中心に針の穴が開いてしまいます。

【使いこなしのコツ】
穴を開けない裏技:
中心に付属の穴あき防止プレートや小さく切った付箋を数枚重ねて貼ると、穴を開けずにカットできます。
ブレを防ぐ:
カッターではなく、シート側を回転させると軸がブレず綺麗に切れます。

オルファ(OLFA) ラチェットコンパスカッター

ラチェット機能のあるコンパスカッター
ハンドルにラチェット機構(時計回り)が付いているので、無理に手首をひねることなくきれいな円形が切り抜けるコンパスカッター
プラ板、マスキングテープ、紙、ビニール、フィルムなどコシがある程度ある薄物を簡単に切り抜けます。
直径1.6~22cmまでの円の切り抜きが可能です。

付属品:コンパスカッター替刃(10枚)、穴あき防止プレート
注意点:
※ラチェット機構で回す際に1回刃への力が抜けるので、小さいものであればあるほどラチェット機構は使わず切るもの自体を回した方がやり易いです。ラチェットを使って切れるし、使わなくても切れると2wayで考えると良いでしょう。
※ラチェット機構は時計回りにしか動作しません。

オルファ(OLFA) 円切り用カッター コンパスカッター

ラチェット機能の無い安価なコンパスカッター
プラ板、マスキングテープ、紙、ビニール、フィルムなどコシがある程度ある薄物を簡単に切り抜けます。
直径1~15cmまでの円の切り抜きが可能です。
付属品:コンパスカッター替刃(5枚)、穴あき防止プレート

コンパスカッターで気にするポイント

通常の取り付け方法では針が刃より1mmほど長いですが、小さい円になるほどこの差がつんのめるような動きとなりきれいな回転を妨げるので、刃をまっすぐ引っ張って固定することで刃と針を同じ長さにすることができます。

カッターの刃は、右利き用にセットされているのですが、左利きの人でも使えるようにリバーシブルになっています。

※プレート使用時は直径4cm以上からカット可能(プレートは力を入れすぎると針が突き抜ける場合があります)。

オルファ(OLFA) ロータリーコンパスカッター

ラチェット機構付きで、ピザカッターのように円盤状の刃が回転しながら円を描くことできれいな円形が切り抜けるコンパスカッター
布・紙・フィルムなど柔らかいものを簡単に切り抜けます。
直径4~22cmまでの円の切り抜きが可能です。

付属品:円形刃18mm替刃(2枚)

オルファ(OLFA)
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極小円(2mm以下)を極めるなら「ベアリング式」

マスキングテープ専用とも言える、精密なカットが可能なタイプです。DSPIAE(ディスペイ)Shadow HobbyのThinnerlineなどが有名です。

活用シーン:
1mm〜2mmといった、コンパス式では不可能な極小円の切り出しに威力を発揮します。

メリット:
ボールベアリングの回転により、テープが歪まず「バチピタ」で決まります。
中心に穴が開きません
小さな円を作成するのに最適です

デメリット:
中心を定められないため、同心円でマスキングを抜きたい時はズレない工夫が必要
刃が回るようになっているが、逆にそれが仇になり、最初の切り目に穴が開く(刃が進行方向に向く際に回る)
購入時には刃が付いておらず付属の刃を取り付けて使用する。使える様にするのにコツや調整できる技術力が必要

DSPIAE MT-EC エントリーコンパスカッター

ベアリングでタングステン鋼カッターヘッドを円形移動させることでカットするコンパスカッター
アルミ合金のボディと底部の滑り防止デザインにより安定したきれいな円形が切り抜けるコンパスカッター
0.4mm以下のプラ板、マスキングテープ、紙、ビニール、フィルムなどコシがある程度ある薄物を簡単に切り抜けます。
直径1mm~4.5cmまでの円の切り抜きが可能です。

付属品:無し

細かいサイズ調整や位置合わせを求めないならクラフトパンチ

刃物でなぞるのが難しい素材や、同じサイズを大量に作る場合に適しています。需要と適合するのならばワンプッシュで作業が完了するクラフトパンチは効率的に円形に切り抜くことができます。

カール事務器(CARL) クラフトパンチ

普通紙、EVAフォーム、ホイル、カード、折り紙、クラフト紙などに最適。紙の厚さは3mmまでが適しています。
直径45mm、40mm、25.4mm、25mm、22.2mm、20mm、15mm、12.7mm、10mm、6.35mm、5mm、3.2mmと12種類のサイズ展開があるため、サークルカットできるクラフトパンチを同一種で統一させたいとなったらカール事務器のクラフトパンチ一択となります。

ミニクラフトパンチ


普通紙、EVAフォーム、ホイル、カード、折り紙、クラフト紙などに最適。紙の厚さは3mmまでが適しています。
直径38mm、25mm、16mm、9mmの4種類のセットです。

クラフトパンチの面白い使い方

クラフトパンチはサークルカットの他にも正方形や葉っぱ型、切手型などにも切り抜くことができます。Xで使われているような裏側から切り取り箇所を合わせながらパンチするというテクニックもあり、狙った箇所に合わせてカットする事もできます。

四角や切手風に切り取ってスクラップノートにしたりするのも楽しそうです。

角を丸めるコーナーパンチもオススメです。

DECOP(デコップ)
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何でもできるレーザーカッター

お金や初期設定はかかりますが、何でもできる万能選手がレーザーカッターです。
レーザーで焼き切るという性質のため、カット面は焼けて黒っぽくなります。
カットまで行かずにレーザーで彫刻するということもできるので創作の幅は間違いなく広がるでしょう。

木の板、紙、合板などの柔らかい材質を5mmの木の板でも切ることができます。
「レーザーパワー」・「解像度」・「彫刻範囲」によってできることが変わるのでよく確認して選ぶようにしましょう。

LaserPecker2

レーザーパワー「5W」解像度「2K」の入門向けレーザー彫刻機です。初心者でもすぐに使用でき、写真から彫刻できたりと気軽にレーザー彫刻を学ぶことができます。
合板、ボール紙、木、革、ガラス、アクリル、竹などをカットすることができます。
造形範囲は100mm×100mmです。

知っておきたい「上級者の裏技」

カットに付随する小技などを紹介します。

エナメルシンナーの活用:
厚さ1mmのプラ板を切り出すのは至難の業ですが、カッターで一度溝をつけた後、その溝にエナメルシンナーを流し込むことで、切断面の強度が落ちて切り離しやすくなります。

プロッタブレードの活用:
ディバイダーと呼ばれる両針コンパスの片側をプロッタブレードに交換することで直径5〜20mmのコンパスカッターでは小さくて抜けないという小さな円を簡単に切り抜くことができます。

まとめ:あなたに最適なツールは?

目的おすすめツール
デザインに合わせて切りたいコンパス式コンパスカッター
1mm〜2mmの極小円を量産したいベアリング式コンパスカッター
細かいサイズや位置調整は求めないクラフトパンチ
精密な大量生産レーザーカッター

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この記事を書いた人

Bambu Labによるマルチカラープリントが得意
Boothにて3Dプリントグッズを販売しています(現在月2万の売り上げ突破)
今までの技術を詰め込んだ最高のサンプルカード(パレットカード)設計
全メーカーのフィラメントのカラーバリエーションと特性を1か所に集めて検索できるフィラメントリスト作成中

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