吸湿したフィラメントが放つプチプチ音…造形の乱れに嫌気がさしているのは私だけではないはず！！目いっぱい吸湿したフィラメントを乾燥させるにはどうしたら…！迷える子羊3Dプリンタラー（この記事を書く前のわたし）を救う私の調査レポートをまとめてまとめました。（混乱 ）全ての魔女を、生まれる前に消し去りたい。全ての宇宙、過去と未来の全ての魔女を、この手で……いやみんな男か？まあいいか！
＼ AMS（第1世代）と組み合わせるならコレ1択！／
目次
SUNLU AMSヒーター Bambu Lab 第1世代対応
AMS（第1世代のみ対応）の上蓋を交換してAMSをヒーター内蔵にできるアップグレードキットです。ブラックフライデーセールの今なら15%OFFクーポンとポイント適用で16000円で買えてしまう大特価中です！この価格はクラウドファンディングで購入できた価格より安い最安値となっています。使い勝手も価格も最高なのでAMS（第1世代）を使用してプリントしていてフィラメントドライヤーが欲しいという方はコレを買うべきだと思います。上蓋の交換も3ステップで簡単に交換できますし、温度も70度まで上がり欲しい温度帯をカバー、湿度が50%に達すると自動的に加熱が開始し、20%に低下すると停止する自動湿度調整機能や以上温度を検知して自動停止するなど機能面でも優秀です。
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＼ これ私のマイベストフィラメントドライヤー （大声）／
テスコム 低温コンベクションオーブン TSF61A-H
テスコム 低温コンベクションオーブン TSF61A-H
現状同じ価格帯で最長12時間という長時間タイマーに対応、さらに庫内温度ムラが無い機種はテスコムだけです。
1㎏のフィラメントスプールがぴったり入るサイズ、アニール処理でもシリカゲル乾燥でも活躍可能とフィラメントドライヤーにはできない付加価値もあります。
35度の低温から設定でき、低温12時間/100℃以上の高温は60分まで対応しています。
低温ドライ設定でTPU,PLAからPAもカリッとしたフィラメントで
毎日印刷できますよ
コンベクションオーブンのなかでも最大12時間（〜90℃）のタイマーセットができる機種は貴重なのでこの機種をオススメします！他メーカーと比べて温度ムラもありません。
ただし、何でもできる汎用性の鬼な分フィラメントドライヤー用途だけで見ると割高です！機能を限定してもいいかどうかは検討項目に入れたほうが良いかも？
※アニール処理：造形物を高温で再処理することで強度や表面品質を向上させる手法
※設定温度への急速な温度上昇にともない1度設定温度を大きく超えるため、5分ほどたってから温めたいものを入れて下さい。
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- 補足情報
-
フィラメントの乾燥に必要な温度と乾燥時間を置いておきますね。
| 材質 | 温度 | 乾燥時間 |
| PLA | 50℃ | 4時間 |
| PVA | 50℃ | 4時間 |
| TPU | 55℃ | 4時間 |
| PP | 55℃ | 6時間 |
| ABS | 60℃ | 2時間 |
| ASA | 60℃ | 4時間 |
| FLEX | 60℃ | 12時間 |
| PETG | 65℃ | 2時間 |
| PETG-HF | 65℃ | 8時間 |
| PC | 70℃ | 8時間 |
| Nylon | 70℃ | 12時間 |
| ePA-CF | 80℃ | 8時間 |
| PEEK | 120℃ | 3時間 |
| シリカゲル | 140℃ | 20分 |
※送風機能もあるので他に光造形の水分飛ばしや塗装の乾燥にも使えます。長い目で見ればなんにでも使える（本来のオーブン用途にでも）のは十分な利点かと思います。シリカゲルケースをプリント後にアニール処理すればケースごとシリカゲル乾燥できるしね（シリカゲルの乾燥は140°を20分）
SUNLU フィラメントドライヤー S2
SUNLU フィラメントドライヤー S2
THE・正統派のフィラメントドライヤー。
フィラメントドライヤーの中でも広い35℃～70℃という温度設定範囲、連続乾燥時間が最大99時間と長時間運用可能、材質ごとのカスタムプリセット記憶で材質を変えてもすぐ使える利便性。フィラメントドライヤーに求められる機能が高レベルで揃っている機種だと思います。
現在の庫内湿度も表示してくれるので効果を実感しやすいですし、大きく視認性＆操作性が良いタッチモニター、稼働時の静音性の高さも普段使いの快適さに効いてきます。こういった点が安価なフィラメントドライヤーとの差別点と言えますね。
前述のコンベクションオーブンや後述のフードドライヤーにはできない、フィラメントドライヤーだけのメリットは、スプールホルダーとしての機能で乾燥＆余熱状態のフィラメントを直接プリンターに送ることができる点です。ただし、Bambu labのAMSなどでマルチカラー印刷する場合にはAMSにフィラメントをセットしないといけないので、その場合は利点が発揮できないかもしれないですね。
また、重心が上の方なのに対して足回りが貧弱で転倒しやすいので、補足情報に記載しているモデルのような、補助具かプリンター本体に合体するマウンターも合わせてプリントして使うのをおススメします。
ポチップ
- 補足情報
-
足回りの強化用としてはこのあたりのモデルを使用してみると良いかも。接合部のダボの強度に気を付けた設定でプリントしてください。
https://www.printables.com/model/398810-sunlu-s2-filamentdryer-bigbase
Bambu lab X1Cへマウントするのはこちらのモデルが便利です。
Malkus Sunlu S2 filament dryer mounting X1C by Malkus – MakerWorld
東明テック フードドライヤー プチマレンギmini
東明テック フードドライヤー プチマレンギmini
これフードドライヤ…いやフィラメントドライヤーです！私が紹介するのは全てフィラメントドライヤーです！※諸説あり
35℃～80℃とフィラメントドライヤーより1回り広い温度設定範囲、連続乾燥時間が最大24時間と長時間運用可能、さらにサイズがちょうどフィラメント二つ分と、フィラメントの乾燥用途に求められる大体の要素が満たせる点がポイントです。正面ドアが丸ごと開閉するので意外と機能に比較して270×280㎜と接地面積がコンパクトなのもGOOD！
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＼ 自分に合うのはどれ？ ／
結論：それぞれの特徴を表にまとめました！
コンベクションオーブンもフィラメントドライヤーもフードドライヤーもそれぞれに独自の強みがあって、自分に合った強みを選ぶのが後悔しない選び方でしょう。お値段的にはどれも2倍の差は無いので一番合うのを選ぶと良いんじゃないかな！
| テスコム
低温コンベクションオーブンTSF61A-H | SUNLU
フィラメントドライヤー S2 | 東明テック
フードドライヤー
プチマレンギmini |
複数フィラメント
同時乾燥 | × | × | ○ |
高温が必要な材質の
乾燥 | ○ | × | ○ |
| シリカゲル乾燥 | ○ | × | × |
| アニール処理 | ○ | × | × |
フィラメント溶解
（注型用） | ○ | × | × |
プリンターへの
直接供給 | × | ○ | × |
| 庫内湿度の表示 | × | ○ | × |
カスタムプリセット
記憶 | × | ○ | × |
| フィラメントドライヤー以外の使い方 | ○ | × | ○ |
| 温度調整範囲 | 35℃～230℃ | 35℃～70℃ | 35℃～80℃ |
接地面積
（幅×奥行き） | 345×410㎜ | 265×118㎜ | 270×280㎜ |
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他のフィラメントドライヤーの評価は？
他にSNSで話題になった情報をお伝えします。多少の使いづらさはあっても優れた機種なので、自分に合っていると思ったなら買ってヨシ！な機種ですよ。
Sovol フィラメントドライヤー SH01、SH02
SovolのフィラメントドライヤーSH01およびSH02は、同時に2つのフィラメントを乾燥させることができ、さらに3Dプリンターにフィラメントを直接供給する機能も備えており、コストパフォーマンスに優れたモデルです。しかし、その高い気密性から、乾燥中に気化した水分が逃げにくく、内部で結露が発生することがあります。
この問題は旧機種のSH01から確認されており、特に水分を吸いやすい紙スプールを使用したフィラメントを乾燥させる際に起こりやすいです。マニュアルには「フィラメント乾燥時にはフタを完全には閉めないでください」と記載があり、この仕様を前提とした注意が促されているため、内部に乾燥剤を入れたり、フタを数㎜開けて水分を逃がすなどして運用しています。
SH02は70℃の高温に対応し、送風機能を備え、3Dプリンターに直接フィラメントを供給しつつ2つのフィラメントロールを同時に乾燥でき、価格も1万円前後と非常にコストパフォーマンスに優れています。
そのため、乾燥時にはフタを少し開けて水分を逃がし、保管時にはフタを完全に閉めて湿気を防ぐといった使い方ができる方にはとてもおすすめのフィラメントドライヤーです。
Sovol
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Polymaker フィラメントドライヤー PolyDryer
私がパッと見で抱いた所感は高級フィラメントドライヤーです。防湿・乾燥ボックスが乾燥機本体と分離できることにより乾燥ボックスから出すことなく乾燥させるフィラメントを切り替えられ、全体的にしっかりとした作りで高級感があるのですが、肝心の防湿・乾燥ボックスが5000円越えとすごく高く、3Dプリンタラーの使用率の高いイノマタの乾物ストッカーが500円台であることから考えるとコストパフォーマンスはかなり悪いです。では単純に防湿・乾燥ボックスと乾燥機本体をワンセットとしたフィラメントドライヤーとして考えた場合、別体になっている分熱効率が悪く庫内温度が60℃までしか上がらないのでナイロンなど1部のフィラメントに使用することができません。また動作音が約60デシベルと結構大きいです。（Bambu Lab稼働時で48デシベル）
ポリメーカ(Polymaker)
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ポリメーカ(Polymaker)
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自分に合ったフィラメントドライヤーは見つかった？これで快適な3Dプリントライフを！また何かわかったら共有するね。サラダバー！
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