\7/14までAmazonプライムデーセール中!!/ 詳しくはこちら!

PLAフィラメントリスト-カラー順

PLAフィラメントリスト-カラー順

「Amazonでフィラメントを探すたびに、色が見つからなくてストレス…」
そんな経験、ありませんか?筆者も同じ悩みを抱えていました。

Amazonでは同じ素材・色名でもメーカーごとに別商品として登録され、しかも商品ページを開かないと色や価格が確認できないことも。探す手間や精度が上がらず、制作意欲がそがれる…という声も少なくありません。

本記事では、Amazonで購入可能な1kgフィラメントを、色のグラデーション順に横断整理。異なるメーカー・素材・価格帯を比較しやすく並べ、肌色比較記事や素材別解説などの関連リンクも同時に配置しています。

「どれを選べばいいか迷っていたけど、これならスムーズに選べる」
「PLA+だけで比較したかったんだよね」
そんな読者の声を想定して構成しました。

色選びで迷ったとき、価格の相場感が知りたいとき、初めての購入でも安心できる設計です。
ご自身のスタイルに合う選び方を、ぜひ見つけてください。

量が多いので目次から目的の色へジャンプすることをオススメします。
CFはマット調ですが仕上がりが若干シボ調になるので別項目としました。
ベーシック、ベーシック+、ベーシックMax、ベーシックPROは添加物による強度調整のグラデーションであり、メーカーごとに呼称が違うので一緒くたにしました

目次

PLAの特徴

PLAは収縮が少なく反りに強いのが特徴です。硬度も高く弾性が無いので無理やりはめ込むといったことは苦手で変形時には積層割れを起こしやすいです。クリープ変形を起こしやすいので継続して負荷がかかり続けると形状が変化してしまいます。

ベーシックPLAの特徴

ベーシックPLAの音声解説

ベーシックPLAは、3Dプリンター用フィラメントの標準的な種類であり、幅広い用途に適した信頼性の高い素材です。

ベーシックPLAの主な特徴
表面仕上げマットPLAのように艶消し加工はされておらず、標準的な光沢のある、または半光沢の仕上がりが特徴です
使いやすさ初心者でも簡単にプリントを開始でき、多くの機種でスムーズな造形が可能です。Bambu Labの純正品はRFIDタグを内蔵しており、AMS(自動素材供給システム)で自動的に認識され、パラメータ設定の手間を省けます。
高品質な造形線径精度が高く(例: ±0.03mm)、安定した押出により完璧な仕上がりを可能にします。強力な層間接着力、優れた衝撃抵抗力、靭性を持ち、詰まりや絡まりも少ないとされています。
サポート剥がし性能マットとシルクの間の並のサポート剥がし性能です。
高速印刷対応品質を損なうことなく高速プリントが可能な製品もあります。例えば、Bambu Lab純正品は最大258mm/s、CC3Dの高速PLAは最大360mm/s、eSUN PLA Plusは最大100mm/sを実現します。
環境への配慮植物由来のポリ乳酸(PLA)を主原料としており、環境に優しく無毒です。Bambu Labの製品には再利用可能なスプール、eSUNの製品にはリサイクル可能な紙製スプールが採用されることもあります。
主な派生種類とその違い

ベーシックPLAには、様々な派生種類が存在し、それぞれ異なる特性を持ちます。いずれも外観上の差は無い性能面での分類分けなので本記事ではひとまとめのリストにしています。

PLA Liteコスト効率が良いエントリーレベルのフィラメントで、使いやすさと良好な造形性が特徴です。
PLA Plus(PLA+)通常のPLAを改良し、強度と靭性が強化されたタイプです。高速印刷にも対応します。
PLA MAX特に高い靭性を持つ強化PLAで、通常のPLAよりも約10~15℃高い印刷温度(215~225℃)が推奨されます。
高速PLA
(Rapid/HS-PLA)
高速印刷に特化して開発され、速い溶解と冷却速度により、高速でも高品質な造形を維持します。
ベーシックPLAの推奨用途

その扱いやすさと安定した造形性から、ホビーユーザーからプロフェッショナルまで幅広いユーザーに利用されます。機械部品、電子機器、自動車、装飾品、コスプレなど、多岐にわたるモデルの製作に適しています。

ベーシックPLA印刷のポイント
印刷温度製品によって推奨範囲は異なりますが、一般的に190~230℃程度が推奨されます。
ベッド温度35~70℃程度が推奨されます。
乾燥最良のプリント品質を保つため、使用前に乾燥させること(例: 50°Cで8時間)や、使用後は乾燥した環境で保管することが推奨されますが、乾燥させなくとも造形品質が多少荒れる程度で造形失敗するほどではないです。最良のプリント品質を保つには、使用前の十分な乾燥と使用後の乾燥環境での保管が推奨され、スプールの無いリフィルは安価である以外にフィラメントのみで乾燥にかけることができるという利点があります。

ベーシックPLA

PLAマットの特徴

マットPLAは、光沢を抑えたマットな質感が特徴の3Dプリンター用フィラメントです。その仕上がりは、積層痕が目立ちにくく、作品に高級感と洗練された印象を与えます。

マットPLAの主な特徴
マットな質感と上品な仕上がり光沢を抑えたツヤ消し調が特徴です。積層痕が目立ちにくく滑らかな表面に見えます。作品のプラスチック感を軽減し、作品に高級感と洗練された印象を与えます。
高精度・良好な造形性直径1.75mmで高精度(+/- 0.03mm または+/- 0.05mm)であり、反りや詰まりが少なく、層間接着性に優れています。
サポート剥がし性能つや消し調であることで良好なサポート剥がし性能があります。この点からもモックアップや簡易的な小物作成に適しています。
高い靭性折れにくい特性を持ちます。
マットPLA推奨用途
美的造形デザイン作品、建築モデル、ディスプレイ用造形、アート・ファッション・インテリア制作など、高級感や落ち着きのある見た目が求められる用途に最適です。
原型・試作品色塗りがしやすい白などのカラーもあり、モックアップや簡易的な小物作成に適しています。
マットPLA印刷のポイント
推奨印刷温度ノズル温度は190~230℃(一部製品は220±5℃)。ベッド温度は35~70℃の範囲です。
乾燥の重要性吸湿しやすいため、印刷前の十分な乾燥が推奨されます(50~70℃で8~12時間目安)。
高速印刷対応一部製品は最大270mm/sの高速プリントが可能です。

マットPLA

マットフロストPLA

PLAシルクの特徴

PLAシルクは、3Dプリントに金属のような光沢と滑らかな質感を与えるフィラメントです。光沢のためかベーシックPLAのようなプラスチックっぽさはありません。

PLAシルクの主な特徴
高い光沢研磨不要で、造形物にメタリックな輝きや真珠のような光沢をもたらします。
層間接着性Bambu Lab製品は層間接着性が強化され、曲げや衝撃に強い設計ですが、一部製品では脆い、または層間剥離しやすいとの声もあります。
価格価格が安くコストパフォーマンスが高い
PLAシルクの推奨用途
  • 美術品、工芸品、フィギュア、装飾品など、視覚的な高級感や金属感が重要なモデルに最適です。
  • コスプレ小道具、ギフトなど、写真映えや見た目のインパクトを求める作品にも適しています。
PLAシルク印刷のポイント
印刷温度推奨は200~230℃前後ですが、製品やプリンターにより異なります(例: Bambu Labは210-240℃)。
温床温度40~60℃が目安です(夏は不要な場合も)。
印刷速度通常30~60mm/s。光沢を最大化するため、外壁速度を遅くすることが効果的です(Bambu Labでは外壁速度50mm/s、CC3Dでは約30mm/s推奨)。外壁は速度を落とし、インフィルは高速印刷するなどが良いでしょう。
乾燥・保管吸湿しやすい性質のため、使用前の乾燥(例: 55℃で8時間)と乾燥剤を入れた密閉容器での保管が必須です。
ベッドへの定着性ベッドへの定着性がかなり高く、サポートとの定着性も高いので剥がすのが大変です。

PLAシルク

透明PLAの特徴

透明PLAは光を柔らかく拡散させる効果を狙った半透明なフィラメントです。FDM方式の3Dプリンターで透明な部品を作ることは可能ですが、積層痕や内部の気泡により、完璧な透明度を出すのは非常に困難で手間がかかります。そのため、表面をヤスリで水研ぎするなど後処理が必須となります。

透明PLAの主な特徴
外観光を拡散する半透明でフロストガラス調の質感が特徴です。完璧な透明度は困難ですが印刷条件を詰めることで透明度を上げることができます。。PETG半透明と比較して、結晶のような光沢感より柔らかな仕上がりになります。
用途ランプシェードや装飾ランタンなど、光を通す性質を活かした作品に適しています。
耐久性高い耐久性、耐衝撃性、耐経年劣化性に優れます。
使いやすさPETG半透明に比べ扱いやすく初心者にも推奨されます。
透明PLAの推奨用途

ランプシェード、LED光の拡散版、すりガラス、光の演出用途など光を通す性質を活かした作品に適しています。

透明PLAの印刷のポイント

透明系PLAは、デフォルト設定だとすりガラス風になりますが、 実は造形設定を追い込むことでかなり透明度を上げることができます。

  • 積層痕や気泡を防ぐため、印刷前の加熱乾燥・防湿ケースでの保管が不可欠(例: 50℃8時間)。
  • 充填率(インフィル)100%に設定する
  • インフィルパターンは一方向になるラインを使用。
  • 押し出し率を上げて(例: 115%)隙間を埋める。※ノズル移動時に引っかからないようにZホップ(ノズル移動時にちょっと上に持ち上がる機能)をONにする。同じ理論でノズル径を太くすることも有効
  • ノズル温度はフィラメントの適正温度の最大値+5〜10℃(200~240℃)に設定。
  • 印刷速度は可能な限り遅く(150mm/秒未満、例:20mm/s)します。
  • 積層ピッチは細かく(0.1mm)設定します。
  • 透明度は表面の滑らかさにも依存するため摩耗していないノズルを使い、ヤスリがけ等の後処理が必須です。
  • 冷却ファンをオフにしてゆっくり冷ますことで層間接着を良くする(PLAだと逆に冷却が必要なケースもある)
透明度を上げれば強度も上がる

この透明度を上げるポイントは強度のある100%充填の部品を作るポイントでもあるので、効果が透明度として判別しやすく練習として良いかもしれません

透明PLA

PLA タフの特徴

タフPLAは、通常のPLAの脆性を改善し、大幅に高い靭性・耐衝撃性、優れた層間接着性を持つ改良型PLAフィラメントです。ABSに近い性能とPLAの良好な印刷性を両立し、耐久性も特徴です。曲げても脆性破壊(パキンと割れて破壊)する前に塑性変形が起こり割れ難いです。繰り返しの曲げに耐える柔軟性やしなやかさがあります。

各メーカーの呼称や添加剤の配合の違いにより「スーパータフPLA(PLA-ST)」「PLAタフ+」などありますが、その性能差はタフPLAの範囲に留まります。

タフPLAの主な特徴
靭性・耐衝撃性通常PLAより大幅に優れ、ABSやPCとも比較される強度を持つ。
層間接着性層剥離しにくく高強度(Bambu Labは標準PLA比で最大2倍と明記)。層間接着力が高いため、サポートが必要なモデルを造形する際は、PLA専用サポート材との併用推奨
良好な印刷性低反り、高精度、スムーズな供給。底板加熱や密閉空間なしで大型モデルも印刷可能
加工容易性一般的なPLAと比較して削りやすく加工性が高い
柔軟性と耐久性曲げても脆性破壊せず塑性変形(しなり)し、繰り返し荷重や長期使用に耐える※定常的な荷重下での変形(クリープ)に強いわけではないので注意
タフPLAの推奨用途
  • 強度・精度を要する機械部品
  • 衝撃・繰り返し荷重部品(RCカー等)。
  • 家電、自動車部品など産業用途。
  • スナップインのような弾力を活かす用途
  • ヒンジやクリップのような動的な部品
タフPLA印刷のポイント
印刷温度200-230℃推奨(通常PLAより高め)。
換気推奨わずかな臭いが生じる場合あり
層間接着力層間接着力が高いため専用サポート材の使用が推奨。

タフPLA

PLA-CFの特徴

PLA-CFは、カーボンファイバーを配合したPLAベースの3Dプリンター用フィラメントです。

PLA-CFの主な特徴
高強度・高剛性通常のPLAと比較して曲げに強く、優れた機械的特性と層結合を提供します。
マットな質感カーボンファイバー添加により積層跡が目立ちにくく、滑らかで高級感のある外観を実現します。
高寸法安定性収縮が少なく、反りに強いため、高精度で安定した造形が可能です。
サポート除去性サポートの除去が容易で、高速印刷時でも目詰まりしにくい特性を持ちます。
PLA-CFが推奨される用途
  • 荷重のかかるエンジニアリングパーツや耐久性を要する実用部品
  • 反りを抑制したい部品
  • ドローン、自動車、ロボティクス、航空宇宙関連部品など、機能性と外観の両方が求められるモデル。
  • 外観の美しさを重視する模型や、高精度が要求される組み立て用コンポーネント。
PLA-CFの印刷のポイント
  • 使用前乾燥必須:最適な造形品質のため、使用前に必ず乾燥させてください(例:熱風乾燥機50℃で8時間)。
  • 推奨ノズル温度は210~240℃、ヒートベッド温度は35~45℃です。
  • 焼入れスチールノズル(0.4mm/0.6mm/0.8mm)推奨で、ステンレスノズルや0.2mmノズルは非推奨です。
  • ビルドプレートへの定着を安定させるために、スティックのり等の使用が効果的です。

PLA-CF

PLA メタルの特徴

PLAメタルは、金属粒子を含まないフィラメントでありながら、金属表面の質感とメタリックな輝きを再現できるユニークなフィラメントです。比較的高い衝撃強度を持ち、通常のPLAとほぼ同等の性能を保ちつつ、プロフェッショナルでハイエンドな仕上がりを提供します。RFIDによるインテリジェントプリントに対応しており、AMS (自動材料システム) で簡単に設定不要で印刷を開始できます。

PLAメタルの主な特徴
  • 金属のような質感とメタリックな輝き(金属粒子は含まない)
  • 比較的高い衝撃強度
PLAメタルの推奨用途

印刷物の美しさを高め、プロフェッショナルでハイエンドな仕上がりを求める用途。金属的な外観を求める外観部品

PLAメタル印刷のポイント
推奨乾燥設定55 °Cで8時間
ノズル温度190 – 230 °C
ベッド温度35 – 45 °C
印刷速度< 300 mm/s
推奨ビルドプレート常温プレート、スムーズPEIプレート、テクスチャードPEIプレート

PLAメタル

PLAウッドの特徴

Wood PLAは独特のPLAに木部線維を配合した特殊フィラメントです。プリントした造形物は本物のコルクのような香りと少しざらざらとした表面になり、本物の木材の質感とマット仕上げの質感になります。

PLAウッドの主な特徴
  • 本物の木のような触感、自然な色合い、ほのかな木の香りを提供し、作品に木材のエッセンスを与えます。
  • マット仕上げにより層のラインが目立たなくなり、滑らかで洗練された印刷が可能です。
  • Bambu LabのPLAウッドは、PLA BasicやPLA Matteといった他のBambu PLAフィラメントと高い互換性があり、質感を融合した作品作りができます。
  • eSUN Wood PLAは木部繊維を配合しており、本物のコルクのような香りと少しざらざらとした表面が特徴です。また、高精度(±0.05mm)、不純物が少なく泡なし、そして真空包装で提供されます。
PLAウッドの推奨用途
  • 本物の木の質感を求めるプロジェクトに最適です。
  • オーガニックで手作り感のある、洗練された作品を作成するのに適しています。
  • 小物や、環境に優しい材質であることから子供向けの造形物にも推奨されます。
PLAウッド印刷のポイント
  • PLAウッドは木粉を含むため湿気を吸収しやすいです。最良の印刷品質を保つために、使用前に必ず乾燥させる必要があります(推奨目安:送風乾燥オーブンで55±5℃で8時間、またはX1チャンバーで65~75℃で12時間)。開封後は乾燥剤やAMSと一緒に密閉容器での保管が強く推奨されます。
  • 推奨されるノズル温度は190~240℃、ヒートベッド温度は35~45℃が目安です。
  • 天然の木粉を使用しているため、乾燥の度合いや原材料の差によって色味がわずかに変化する場合があります。
  • Bambu LabのPLAウッドは0.2mmノズルには非対応です。焼入れスチールノズル(0.4mm / 0.6mm / 0.8mm)が推奨されます。
  • 色のばらつき: 天然の木粉を使用しているため、乾燥の度合いや原材料の差によって、色味がわずかに変化する場合があります。

PLAウッド

Bambu Lab
¥5,280 (2025/07/21 20:21時点 | Amazon調べ)
Bambu Lab
¥5,280 (2025/07/21 20:22時点 | Amazon調べ)
Bambu Lab
¥5,280 (2025/07/21 20:18時点 | Amazon調べ)

PLAロックの特徴

CC3Dが提供するPLAロックフィラメントは、石のような見た目と質感を再現するPLAベースの3Dプリンタ用造形材料です。堆積岩や大理石など独特の外観を再現できます。特にCC3Dのロックシリーズは、マットな表面仕上げや、堆積岩層を模したリアルな色切り替えが特徴です。

PLAロックの主な特徴
  • リアルな石のような外観と質感
  • 優れた層間接着性があり、目詰まりや糸引きが少ない
  • 積層痕が目立ちにくく、造形物の不完全さを隠す効果もある。
  • やや粘り気があり、高速印刷や空中印刷にも対応する。
PLAロックの推奨用途
  • 装飾品や芸術的な造形物、彫像、植木鉢、デスク飾り。
  • 岩や天体オブジェクトの再現に適している。
  • エアソフト弾薬ケースなどの機能部品にも使用例がある。
PLAロック印刷のポイント
  • 推奨印刷温度は215-230℃または220±10℃。
  • 加熱ベッド温度は60-70℃が推奨される。
  • 0.4mm以上のノズルの使用と低速印刷が効果的。
  • 吸湿しやすいため、印刷後は乾燥した場所で真空保管することが重要。
  • 粗い質感のため、長期間の使用には硬化スチールノズルの検討が推奨される。

PLAロック

PLA デュアル&PLAトライの特徴

PLAデュアル&PLAトライフィラメントは、ノズルから複数の色が同時に吐出され造形を見る角度によって色が変わる特殊な3Dプリンター用素材です。不思議な視覚効果があり、色数によってデュアルカラー(2色混合)およびトライカラー(3色混合)と呼ばれています。

PLAデュアル&PLAトライの主な特徴
  • 多色と光沢: 2色または3色の光沢フィラメントが1つのリールに混合されており、見る角度(造形する角度)によって色や見え方が変化します。金属のような光沢感 や、シルクのような滑らかでパール感のある表面を持ちます。
  • 素材: 植物由来のポリ乳酸(PLA)を原料としており、環境に優しいです。
PLAデュアル&PLAトライの推奨用途

美的造形: ユニークな視覚効果を活かし、美しい部品や装飾品、フィギュア、花瓶やコスプレ小道具など、見た目の魅力が重要な作品に適しています。

PLAデュアル&PLAトライ
印刷のポイント
  • 推奨温度・速度: ノズル温度200~240℃、ベッド温度35~60℃が目安です。高光沢を得るためには、低速印刷が推奨されます。
  • 注意点: フィラメントの絡まりや詰まり、層間接着の弱さ、脆さ が報告されることもあり、吸湿しやすいため事前乾燥が重要です。一部プリンターでは色の遷移が不均一になる可能性もあります。
  • 光沢調整可能で、印刷温度を高くするか、印刷速度を低くすることで、より光沢のある仕上がりを実現できます
  • Bambu LabのAシリーズプリンターは構造上の理由で色の遷移が不均一になるリスクがあります。

PLA デュアル-マットフロスト

PLA デュアル-シルク

PLAデュアル-グリッター

PLA トライ-シルク

PLA グラディエント

PLA グラディエント-ベーシック

PLA グラディエント-マット

PLA グラディエント-シルク

グリッターPLAの特徴

PLAグリッターフィラメントは、ギャラクシー、スパークル、マーブルなど種別に応じた特殊な粒子を配合し、造形物に独自の輝きや独特の質感を加えるPLA素材です。

PLAグリッターの主な特徴
  • 特別な輝きと光沢: 金属粒子やガラス微小球添加剤、または特殊なキラキラ金属素材を含み、光を反射し、光沢のある滑らかな表面を実現します。
  • 層間接着性が良好で、反りや詰まりが少ない傾向があります。
  • 積層跡が目立ちにくい効果があります。
  • 一部の製品は比較的高い衝撃強度を持ちます。
主な派生種類とその違い
PLAギャラクシーガラス微小球添加剤による光の反射と光沢のある視覚効果のあるフィラメント
PLAスパークル金属粒子を含みきらめきのある視覚効果のあるフィラメント
PLAマーブル無機粒子で石調を再現し大理石/御影石/レンガのような石の質感のフィラメント
PLAグリッターの推奨用途

装飾品や高級感を求める造形物、視覚的魅力が重要なプロジェクトに適しています。

PLAグリッター印刷のポイント
  • ノズル径: 0.2mmノズルは詰まりやすいため非推奨です。一部製品では0.6mm以上のノズルが推奨されます。
  • 印刷温度: 通常のPLAよりやや高めの190-230℃または210-230℃が推奨されます。
  • 乾燥: 吸湿しやすいため、55℃で8時間の事前乾燥と乾燥環境(湿度20%RH未満)での保管が重要です。
  • ベッドへの定着は概ね良好ですが、一部で問題の報告もあります。

PLA ギャラクシー

PLA スパークル

PLA マーブル

軽量PLAの特徴

軽量PLAの音声解説

軽量PLA(Lightweight PLA)は、軽量で低密度の3Dプリント部品を造形するために開発されたPLAフィラメントです。アクティブ発泡技術を採用し、軽量・低密度のPLA部品を実現しています。発泡体積比が最も高いのは220%で、同じ体積モデルを印刷する場合、発泡する分ePLA-LW1ロールを通常のPLA2.2ロールとして使用できます。密度はわずか0.54g / cm3です

軽量PLAの主な特徴
アクティブ発泡技術印刷中に高温で発泡し、内部に微細な穴を形成します。
大幅な軽量化同じ体積の通常のPLAと比較して、造形物の密度を50~80%程度に抑えることが可能で、約半分の重量を実現します。造形物の密度は約0.54g/cm³にもなります。
塗装のしやすさ優れた表面接着性があり、塗装が容易です。
良好な造形性層間接着性が安定しており、反りや詰まりが発生しにくいです。繊細なマットな表面効果が得られます
高い強度と耐衝撃性
AMS対応軽量PLAは比較的柔らかいため、AMSでの印刷中に材料のロードやアンロードが失敗する可能性があります
軽量PLAの推奨用途

軽量PLAフィラメントは模型飛行機、ドローン、無人航空機(UAV)、空力モデル、グライダー、コスプレ小道具など、軽量化が重要なモデルに適しています。また塗装が非常に簡単で、表面塗装の密着性が高いです。したがって、模型飛行機、ドローン、コスプレ小道具に適しています。

軽量PLA印刷のポイント
印刷温度一般的に通常のPLAより高めの210~270℃が推奨されます。
流量比(フローレート)45~80%程度に減らすことで、さらに軽量化が可能です。
乾燥吸湿しやすいため、印刷前の十分な乾燥が重要です(例: 55℃で8時間)。

軽量PLA

温度変化PLA(温度で色が変化するPLA)

PLA グロー(光るPLA)

PLA用サポート材

PLA周辺機器

このブログの読者に人気の商品

以下は、当ブログの読者によくチェックされている人気アイテムの一部です。ジャンルを問わず、注目されている商品をピックアップしています。

※本記事とは関係がない場合がありますが、興味のある方はチェックしてみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Bambu Labによるマルチカラープリントが得意
Boothにて3Dプリントグッズを販売しています(現在月2万の売り上げ突破)
今までの技術を詰め込んだ最高のサンプルカード(パレットカード)設計
全メーカーのフィラメントのカラーバリエーションと特性を1か所に集めて検索できるフィラメントリスト作成中

コメントはお気軽に!

コメントする

目次